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紛失事件

紛失事件



私が施設で働きはじめたのは、10月になってから。

働き始めに、荷物が届くようにと、考えてから、日本から荷物を送ってもらった。

2週間以内には、ちゃんと、荷物は届いた。



満足するのもつかの間、こっちに居だすと、ほしくなるものがトコトン増える。

あれもほしい、これもほしい。

その大半は、お菓子やラーメン、ご飯に食べ物ばかり。

“イギリスの食事はまずい”とよく言われますが、

決してそんな事はないんです!

FISH&CHIPSや、ロースト・チキンや、コーニッシュ・パイに

その他もろもろ。

すっごく、おいしくって、別に食生活に困ってはないんですが

恋しいのは日本米。

ってなことで、再び、送ってもらおうと計画したのです。

しかも、12月に、クリスマス・パーティがあると聞き、

少しは、小奇麗にしたいじゃないですか~。

ってなことで、あんまり付けないイヤリングを送ってもらう事にした。

あと、靴とね(仕事で使うスニーカーとお出かけスニーカーと分けたかったの)

かなりね、汚くなるから。



イギリスは、クリスマスになると、郵便物はパンク状態になる。

クリスマス・カードや、プレゼントが全国各地で送りまくるから。

それの混乱を避けて、11月下旬には、荷物を送ってもらうことにした。

1週間経った。

まだ来ない。

2週間経った。

まだ来ない。

おかしい。

もう着いてもおかしくないと思って、スタッフの人に相談する。

と、じゃ、郵便局の荷物を預かってるとこに、スタッフの人と行ったら、

「あ、荷物が来てるよ」って言われ、

浮かれると、それは私のルームメイトの子の荷物で

しかも、私より後に荷物を送ったみたいなの。

どういうことだ?誰の嫌がらせ?陰謀?

大事なものが入ってるのにぃぃ。



そして待った。

クリスマス・パーティは過ぎた。

でも待った。

届かない。

日本の郵便局からも行方を追ってもらった。

施設の事務員さんにも何度も、パースルフォ○○っという宅配業者に電話をかけてもらい、

「また、私が電話しないといけないの?」ってものすごく、やな顔もされる。

気が気でない。

かけてもかけても、クリスマス時期は、電話がつながりにくいらしくて

機械音で、「SORRY THE LINE IS BUSY」となる。

こうなったら、直接にまた、行くしかない!



って、前回とは違う、全ての荷物が集まる某所に行ってみた。

用務員さんと行った。

荷物の取り扱い番号を伝える。

調べてもらうと、「そんな番号はない」っと言われる。

「11月25日ごろには送ったわよ!絶対あってる!」

といったんだけど、

「そんな荷物は、イギリスには来てない」と言われる。

私の荷物はどこに行ったの????

結局、そこでもらちがあかず、帰る。



そして待つ。

心配する私をスタッフがなぐさめる。

もしかしたら、住所が違って、どこかに行ってるのかもよって慰められる。

あるスタッフは、海外に旅行で行って、フルーツとかが入った荷物を送ったら

まったく届かず、半年ぐらいしてから届いて、腐ってたとか・・・

そう、海外の会社はあてにならんのだ。

何十年前に送ったハガキが今の時代に届くって話もざらにある。

なのに、間違えた郵便番号や間違えた住所でも届いたりする

摩訶不思議な国というか、郵便局である。

話はずれるけど、イギリスでホームステイしてたとき、

友達のホームステイ先の人が元DJで、今は郵便配達員をしてる人がいて

配達車に乗せてもらったことがある。

バイクじゃなくって車なんだよね。



話は戻って、もう待って待って、待ちくたびれて

もうどうでもよくなった1月中旬、やっと私の荷物が届いたのだ。

すこし、角がボロボロになって、

どこに行ってたのかなって印をみたら、うちはウェールズの○○○○○○って

とこに住んでいたんだけど、その名前がイギリスでは結構多いのよね、

そういうトコに行ってたみたいだ(笑)

しかも、郵便番号はあってんのに!

あ~~~、だから、外国ってあてにならない!

中のも無事で、何も盗まれてなく、ほっとしましたが、

クリスマス・パーティでつけるはずだったイヤリングだけが哀しく見えました・・・。



後日談として、そこの会社から、アンケートが届いた。

遅れた理由として、どうやら、そこに書いてあった内容物が訳の分からないものだったかららしい。

どれだろ?ってよーーーっくみたら、一つだけ、わたしにも理解できない英単語があった。

しかも、それが、送られてきたどの物かも結局判断できなかった。

訳してくれた郵便局員さんが少しだけ、うらめしかった・・・






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